テキスト置き場

　

a l i v e















どくん――





鼓動？





どくん――





…誰の？





どくん――





俺、の？





どくん――





そんなはずはない





どくん――





俺は、死んだんだから





どくん――





ジュードを助けるため
ユウリィを守るため
死んだんだから





どくん――





あぁ、そうか





どくん――





これは、俺、じゃない





どくん――





これ、は
お前、だろう？





「黒衣の、死神。ハウザー・ブラックウェル」

「神剣、ディバインウェポン」

「XERD_003SS…シェイプシフター」

「…XERD_001HS、ハウリング、スパイク」





お前たちは、俺、を、どうする気だ





――生きろ、と、いうのか。





コトバのかわりに、それは
俺の、心臓を、鳴らす





どくん――





ああ、生きている
俺、は、生きて、いる
血も、肉も、極小の機械の群体
それでも、生きている





『生きろ。お前の守るべき者のため』

『生きなさい。この世界の生命として』

『生きよう。大切な約束守るため』

『生きてください。何よりあなた自身のために』





生きてやるさ。
誰のためでもない、俺自身のために。
ただ一人の、俺として。





どくん――





クルースニク・アートレイデ。
それが、俺の名。
今、脈打つ心臓を宿した肉体。
これが、俺。
これだけあれば、十分だろ？





どくん――





「まだ、果たしていない約束がある」

「ユウリィに、渡さなければならないものがある」

「だから」





「生きる。」















fin

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atogaki
　神剣戦後兄さん。完全捏造。自分の意思貫きすぎ。
　ARMに意思があるかどうかなんていう野暮なことは言いっこなしで。
　終盤の４つの台詞は上からXERD_002GC、XERD_004DW、XERD_003SS、XERD_001HS…です。
　神剣の台詞は女性調ですが、神剣の意思はエセルダって事で書いてます。

2005/09/12

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