その笑顔が、ずっと未来に続くように。
願い、遥か、永久に。
当たり前でありきたりで何の変哲も無い日常。
それが僕にとってどれだけ幸せなことか、あなたはきっと知らないのでしょうね。
「ジャスティス殿ー、ジャスティス殿ーぉ」
「ここにいるよ? どうしたの?」
「フリーダム殿が探していたでござるー」
「そうだったのか。ありがとう、ブリッツ」
「いいえ、仕える者として当然の務めでござる」
たった一言の優しい言葉が嬉しくて。僕にくれるその笑顔が嬉しくて。
何回でも聞きたくて。何回でも見たくて。役に立ちたくて。傍にいたくて。
とても大切なひとの言葉は、力に変わるのだと知りました。
とても大切なひとの笑顔のために、強くなれるのだと知りました。
「それでは、拙者はこれで」
「あ、待ってブリッツ」
「何でござる?」
「そんなに、主従に拘らなくていいんだよ?
キミがそういうこと大事にするのは知っているけど、
ボクはキミのこと友達だと思ってるし…」
「いえ」
人見知りが激しくて、他の人とうまくやれなかった僕。
ひとりぼっちの世界に光をくれたのは、あなたでした。
それまで殻に篭っていた僕に、誰かを守りたいという心をくれました。
あなた自身。あなたの親友。ざふとの皆。平和な世界。
結果はどうあれ守りたいものくらいあってもいいじゃないかと、思えたんです。
あなたがいなければ、今の僕はありません。
あなたに仕えることに、何の躊躇いも惑いもない。
あなたの側仕えであることが、僕の幸せ。
「そのお気持ちとお言葉だけで、幸福至極でござる。
拙者はこれからもあなたに仕えていくでござるよ」
どうか勘違いだけはしないでください。
あなたが苦手だなんてことはありえないんです。
本当の本当に、大好きなんです。
「そっか。でも、気が変わったら言ってね?
ボクはキミと友達になれたらそれが一番だと思ってるから」
「本当に…この身にはもったいないお言葉でござる。
それより、フリーダム殿を待たせてしまってはいけないのでは?」
「あ! じゃあまた後でね!」
「いってらっしゃいませー」
あなたの従者であることは、間違いなく僕の誇りだから。
友達になろうと言うあなたのその気持ちと言葉は嬉しいけれど、
この立場から離れようとは思わないんです。
僕は仕える者です。あなたは僕の主です。
何より、僕はあなたが大好きです。
あなたが笑っていられる日々を、守りたい。
平和な毎日。親友と一緒に過ごす日々。
当たり前でありきたりで何の変哲も無い、平凡な日常。
それがあなたの幸せならば、必ずそれを守ります。
この生命を懸けても――。
こんなことを言ったら、あなたは怒るのでしょうか?
自分のためにそこまでしなくても良いと、叱るのでしょうか?
でも僕は、あなたがくれたこの想いを大切にしたい。
誰かを守りたいという願いを、忘れない。
あなたが笑っている今日を、明日を、未来を守りたい。
ずっと、ずっとずっと。
ずっと。
fin
atogaki
勢いでやった悲恋じゃないブリッツ片想い。あんまり後悔していない。
でも何か纏まり無い。上手く表現できない自分が憎い。
ブリッツは馬鹿みたいに真っ直ぐに『大切なひとが幸せであることが幸せ』なコだと思います。
今より近くにいたいと思う感情とか嫉妬とかとは無縁でFA。
2007/05/02
願い、遥か、永久に。
当たり前でありきたりで何の変哲も無い日常。
それが僕にとってどれだけ幸せなことか、あなたはきっと知らないのでしょうね。
「ジャスティス殿ー、ジャスティス殿ーぉ」
「ここにいるよ? どうしたの?」
「フリーダム殿が探していたでござるー」
「そうだったのか。ありがとう、ブリッツ」
「いいえ、仕える者として当然の務めでござる」
たった一言の優しい言葉が嬉しくて。僕にくれるその笑顔が嬉しくて。
何回でも聞きたくて。何回でも見たくて。役に立ちたくて。傍にいたくて。
とても大切なひとの言葉は、力に変わるのだと知りました。
とても大切なひとの笑顔のために、強くなれるのだと知りました。
「それでは、拙者はこれで」
「あ、待ってブリッツ」
「何でござる?」
「そんなに、主従に拘らなくていいんだよ?
キミがそういうこと大事にするのは知っているけど、
ボクはキミのこと友達だと思ってるし…」
「いえ」
人見知りが激しくて、他の人とうまくやれなかった僕。
ひとりぼっちの世界に光をくれたのは、あなたでした。
それまで殻に篭っていた僕に、誰かを守りたいという心をくれました。
あなた自身。あなたの親友。ざふとの皆。平和な世界。
結果はどうあれ守りたいものくらいあってもいいじゃないかと、思えたんです。
あなたがいなければ、今の僕はありません。
あなたに仕えることに、何の躊躇いも惑いもない。
あなたの側仕えであることが、僕の幸せ。
「そのお気持ちとお言葉だけで、幸福至極でござる。
拙者はこれからもあなたに仕えていくでござるよ」
どうか勘違いだけはしないでください。
あなたが苦手だなんてことはありえないんです。
本当の本当に、大好きなんです。
「そっか。でも、気が変わったら言ってね?
ボクはキミと友達になれたらそれが一番だと思ってるから」
「本当に…この身にはもったいないお言葉でござる。
それより、フリーダム殿を待たせてしまってはいけないのでは?」
「あ! じゃあまた後でね!」
「いってらっしゃいませー」
あなたの従者であることは、間違いなく僕の誇りだから。
友達になろうと言うあなたのその気持ちと言葉は嬉しいけれど、
この立場から離れようとは思わないんです。
僕は仕える者です。あなたは僕の主です。
何より、僕はあなたが大好きです。
あなたが笑っていられる日々を、守りたい。
平和な毎日。親友と一緒に過ごす日々。
当たり前でありきたりで何の変哲も無い、平凡な日常。
それがあなたの幸せならば、必ずそれを守ります。
この生命を懸けても――。
こんなことを言ったら、あなたは怒るのでしょうか?
自分のためにそこまでしなくても良いと、叱るのでしょうか?
でも僕は、あなたがくれたこの想いを大切にしたい。
誰かを守りたいという願いを、忘れない。
あなたが笑っている今日を、明日を、未来を守りたい。
ずっと、ずっとずっと。
ずっと。
fin
atogaki
勢いでやった悲恋じゃないブリッツ片想い。あんまり後悔していない。
でも何か纏まり無い。上手く表現できない自分が憎い。
ブリッツは馬鹿みたいに真っ直ぐに『大切なひとが幸せであることが幸せ』なコだと思います。
今より近くにいたいと思う感情とか嫉妬とかとは無縁でFA。
2007/05/02
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